1800年代のモリスデザインでコーディネートをされたアメリカンカントリーハウス

2019年 9月 16日 月曜日
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愛知県北名古屋市のカーテンランドです。

今日ご紹介するカーテン施工事例は、家具や調度品にいたるまで良いものを丁寧に長く使われるアンティークが似合う素敵なアメリカンカントリーなお家です。
LDKの掃出窓にウィリアム・モリスの代表作『イチゴドロボウ(1883年)』のレッドをご採用いただきました。
お二人がこだわって揃えられたアンティーク家具との相性も抜群。
100年以上も前に生み出されたウィリアム・モリスのデザインは新品のカーテンでもアンティークな風格を醸し出します。

高さの異なる掃出窓が並んだカーテン施工事例

そんな素敵なお家のカーテンコーディネートでカーテンランドがやることはモリスカーテンをベストな状態で仕上げること。

高さが異なるカーテンもイチゴドロボウの柄を合わせる

リビング側とダイニングキッチン側では床からの柄位置を合わせながら、窓の高さが異なるため、どちらのサイズでも、イチゴドロボウのトリのバランスが良い位置となるように計算をしてお仕立てをしています。

コーディネートしたレースカーテンもモリスデザイン『ラークスパア(1875年)』です。
カーテンの納まりとしては、厚地のカーテンを枠外で大きく覆い、レースカーテンは窓枠内に納めています。

枠外ドレープカーテン窓枠内レースカーテンの施工例

これはご主人様のご要望なのですが、窓枠内にレースカーテンを納めることで窓の化粧枠をみせることができることと、アイアンレールだけ壁面へ取付けして独立させることで、現代的な機能性レールが目に入らず、より完成度の高いアンティークコーディネートを実現されています。

その他にも、レースカーテンは通常よりもゆとりを大きくとっています。
このゆとりがあることでヒダがところどころ深くなり、ボリュームを感じられこれがまた素敵なんです。ご主人様さすがです。

厚地もレースも床にスルようにしたカーテン施工例

くわえて、厚地カーテンもレースカーテンも床にすらせる長さでお仕立てをしてルーズさもプラス。
カーテンの山をつまみ、そこから生地が自重で下へおち、ヒダとなる。そして床に付き、生地そのものがもつハリや質感を感じられる。
そんな生地の自然な姿を見せてくれるカーテンスタイルになっています。

東面もこだわりのモリスカーテンでコーディネート。
階段下の小窓には『ブラックトーン(1892年)』、階段吹き抜けには『ヴァイン(1873年)』

3柄のモリスカーテンで飾ったカーテンコーディネート

イチゴドロボウも含め、すべてが1800年代、100年以上前のウィリアム・モリスと一番弟子のジョン・ヘンリー・ダールのモリスデザイン。長く愛される本物のデザインは、経年変化さえも楽しみに感じさせてくれる魅力をもっています。

それではまた。

↓モリスカーテンの施工事例はこちらから

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