モダンカーテン

【難易度MAX】135度のカーテンBOXにアコーディオンカーテンのカーブ仕様を取り付けした施工実例

2025年 9月 13日 土曜日

愛知県北名古屋市のカーテンランドaichi斉藤です。

今日ご紹介するのはお部屋の間仕切りの代表格「アコーディオンカーテン」の施工実例です。アコーディオンカーテンは両開きで、設置する箇所にはカーテンBOXが設けられています。

↓こんな感じで取り付け

カーテンBOX内にアコーディオンカーテンを取り付け

反対側も・・・

↓こんな感じ♪

カーテンBOX内にアコーディオンを取り付け

この時点で『あれっ!?』って思われた方はなかなかの玄人かもしれません。

↓そうなんです。この二つが突き合わさる部分はこんな感じになっています。

135度のカーテンBOX

約135度折れ曲がっているんです。

当初は直線レール同士を突き合わせるように取り付けし、どうしてもできてしまう隙間の処置はお客様で何とかされるというお話だったのですが、それはなかなか難しいだろうと様々な対処方法を模索してカーブ加工で突き合わせをすることにしました。

↓それがこんな感じ。

135度のカーテンBOXに納めたアコーディオンカーテン

ただしこの取り付け方法には条件があります。

それは、『カーテンBOXが折れ曲がっている部分をアコーディオンカーテンを折りたたんだ状態で通さないこと』です。

アコーディオンカーテン間仕切り閉

カーテンBOX幅が約150mmのため、アコーディオンカーテンを折りたたんだ状態で↓ココを通そうとすると出っ張っている角にスクリーンが当たってしまうのです。

135度のカーブ加工をしたアコーディオンカーテン

この条件をあらかじめご説明、ご了解をいただき施工をさせていただきました。

カーテンBOXへの施工で特殊な点もあり、採寸も含め大変なことも多くありましたが、アコーディオンカーテンの納まりをあらためて再認識できる良い機会をいただけたように思います。

アコーディオンカーテン間仕切り

お客様には仕上がりにも大変ご満足をいただきました。ありがとうございました。

最後に、こちらの施工実例にたどりついて『アコーディオンカーテンのカーテンBOX付けも良いな♪』と思われた方に注意点をお知らせします。

『アコーディオンカーテンのカーテンBOX付けはメーカーでは想定されていません』

これはどういうことかと言うと、アコーディオンカーテンは上端まで同じ見た目になっています。レール露出の場合でもアコーディオンの生地は天井面から約10mmの隙間があるだけなので、ギリギリまで覆うことができています。又、アコーディオンを開けているときのレールの露出が気になる方のためにレール埋込み仕様もありますので建築時にレールサイズ分の掘り込みをつくっていただくだけでとてもすっきりとした見た目を実現できます。

なので、見た目もしっかりと覆うという機能面も、“カーテンBOXを使う必要”が基本的には無いのです。

ただ、今回のように直線でない場合は変わってきます。

埋込み仕様のレールではカーブは半径450mmRと大きくなってしまいます。I型レールではカーブを小さくできますがアコーディオンを開けているときはレールが見えてしまいます。その時にはカーテンBOXがあると隠せるためメリットがあります。

ではカーテンBOX付けをメーカーも推奨すればいいのでは?と思われるかもしれませんが、それがなかなか難しいのです。

カーテンBOXに床までのサイズのアコーディンカーテンを取り付けすると考えた場合、製品高さは天井高さを超えることになります。カーテンやバーチカルブラインドのように生地で柔らかいものは取り付けに問題がありませんが、アコーディオンカーテンはとても大きな固いスクリーンを取り付けることになります。そのためカーテンBOXではアコーディオンを斜めにBOXへ差し入れることになるのですが、BOXの前後幅が150mmなど、カーテンやバーチカルブラインドを想定されたサイズで上下の高さが深いBOXにされると中へ入れることができないなんてことも発生します。

今回は一段下がった部分があるため150mm幅のBOXでも取り付けができていますが、床面がフラットな場合は、前後幅と高さの確認と製品の高さとのバランスがとても重要です。

又、施工難易度も格段に上がります。レールを先に取り付けしてカーテンBOX内でアコーディオンを入れていくことは、手元が全く見えない状況となるためできません。レールとアコーディオンはセットした状態でカーテンBOX内に入れることになりますので、必要となる養生と人員確保もポイントです。

ご新築で検討をされる方はぜひご注意くださいませ。

それではまた

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20mmの下枠を合計26mmのスペーサーで63mm幅のウッドブラインドを取り付けしました

2025年 2月 21日 金曜日

愛知県北名古屋市のカーテンランドaichi斉藤です。

今日はご新築に63mm幅のウッドブラインドをご採用いただいたお客様の施工実例をご紹介いたします。取り付けしたのは昨年立川ブラインドから発売された63mm幅のウッドブラインドです。

ネイビー色のウッドブラインド

50mmより幅の広いウッドブラインドはナニック社などではありますが、国内メーカーでは63mm幅の立川ブラインドのみとなります。

コンクリート打ち放しとウッドブラインド

13mmという大きさの違いにより得られるダイナミックな見た目が特長です。

ひとつ施工で注意点があるとすと、スラット幅が大きくなって調光時の可動範囲がブラケット背面(壁と接する面)までとなることです。50mm幅の場合でも壁面付けでは、窓枠の出に合わせてスペーサーを使い取り付けをしていましたが、そのゆとりの考え方を大きくする必要があります。

下枠の出をクリアしたウッドブラインドの取り付け

特に今回は3方クロス巻き込みを下枠の出が20mmと大きくありますので、できる限りスペーサーを最小限のサイズにして横からの隙間も小さくしたいと考えていました。

立川ブラインドのスペーサーにあるサイズは12mm、20mmです。2mmの凸凹部分で二つを重ねて使用することもできるので12mmを2枚重ねは12mm+12mm-2mmで22mmです。これが下枠20mmの出に対して計算上ギリギリでちょうど良いと感じられますが、動作時にブラインドが前後に振られて動くことを考慮するともう少しゆとりが欲しいところです。(四方に枠があるときはギリギリでも良いと思います。

63mm幅のウッドブラインドをスペーサー取り付け

↑なので今回は10mmを3枚重ねた計26mmのスペーサーで取り付けをしました。

↓この取り付け方法でスラットを水平にするとこんな感じ

下枠の出に干渉しないように取り付け

欲を言うとあと2mmくらい隙間が小さくなっても大丈夫かなと思いますが、これくらいの間隔が下枠との干渉を考えると今回はベストかなと考えています。

ウッドブラインドは窓枠の出の大小によって適切なスペーサーのサイズで取り付けができるとベストです。ぜひ窓周りの専門店へご相談ください。

それではまた。

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天然素材調ポリエステルカーテンの究極系!?ひだの落ち感が美しい無地カーテン

2025年 2月 3日 月曜日

愛知県北名古屋市のカーテンランドaichi斉藤です。今日は昨年末に出会った生地のご紹介です。お客様に見ていただくために生地サンプルをメーカーから借りた際に生地のしなやかさが格段に良いことに気づかされたこちらの生地↓

天然素材調ポリエステルカーテン

天然素材調のポリエステル無地は様々ありますが、ざっくり織られた生地でももう少し角が出たり横張りが強いものが多いです。でもこの生地はつまんだところからスッと下に流れるように美しい落ち感があるんです。

ウェーブがキレイなカーテン

今回はそんな素敵な生地を、掃出窓はカーテンスタイル、小窓2窓には1台でプレーンシェードの組み合わせにされています。

無地のカーテンとプレーンシェードの施工実例

ちなみにカーテンは自然なひだが美しい生地なのであえてプリーツ加工はしていません。昨今では当たり前となった形態安定加工や形状記憶加工をされたカーテンも確かにキレイです。加工をした方がよりキレイになるものについてはやはりプリーツ加工をお勧めしますが、その生地が持つしなやかさで自然なウェーブを出す“無加工カーテン”は生地のポテンシャルを最大限発揮する唯一無二の仕上がりになってくれます。

↓自然なひだはリネンカーテンのように“ただ寄せただけ”の見た目もカッコ良いんですよね♪シェードもキレイにたたみあがるのでスタイル問わずおすすめです。

麻調ポリエステル生地のカーテンとシェード

レースは一般的な機能レースにみられるぎらつき感が抑えられた遮熱生地をご採用いただき、プレーンシェードの枠内は上部を筒縫いにしたカフェスタイルを1.0倍で納めています。

無地系でワンランクアップの上質感をお探しの方はぜひカーテンランドaichiへご来店ください。

それではまた。

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