ウィリアム・モリス

山小屋風の洋館にウィリアムモリスのいちご泥棒のカーテンを納めた施工実例

2024年 3月 17日 日曜日

愛知県北名古屋市のカーテンランドaichi斉藤です。

美しい景色を望む大きな窓が並ぶリビングスペース。特注色のブルーのイタリアンクラシックソファが映えるインテリアです。お昼間はレースなどで覆う必要が無く、景色を楽しむスタイルで開放的に過ごされるため厚地のみを取り付けしています。

山小屋風の洋館に納めたウィリアムモリスのいちご泥棒

ご採用いただいたのはウィリアムモリスのいちご泥棒のジャカードカーテン。カーテンBOXや梁、家具などのダークカラーに寄せたカラーにすることで、ソファをインテリアのメインにするコーディネートです。

山小屋風の洋館にウィリアムモリスのいちご泥棒のカーテン

ココからは少し製作のポイントについてご説明。↑上の写真、右は大きな1窓で両開き、左は異なる幅の3枚のカーテンとなっています。もうすでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、作る幅が違えばヒダ山の間隔が異なります。同じお部屋でも、南面と東面など離れている場合は気になりにくいですが、横並びとなるとある程度近くなるように考える必要があります。異なる4サイズとなると細かい計算も必要です。

通常の手配でも巾落としの有無やヒダ山数の指定などを行いますが、今回はそれだけでは足りないため、ヒダ山間隔と山の高さを合わせながら巾継ぎの位置の計算、確認をし、巾落としの量を考え、その中で柄の見え方も悪くないバランスをシミュレーションして検討を繰り返して製作寸法を出しています。

山小屋風の邸宅の居間にウィリアムモリスのカーテン

この窓に、この生地を使ってカーテンを製作した時のベストはどのような作り方なのか常に考える。

これは僕がこの業界に入った時に最初に学んだことです。

どの生地でも、どの窓の組み合わせがあるお部屋でも、同じ作り方をするカーテンもありますが、時にはレールのサイズに合わせるだけではない考え方もできることが、オーダーカーテンには必要なことだと考えています。

それではまた。

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少しだけサイズ違いになる横並び腰高窓のプレーンシェードの柄位置を考えて納める

2024年 1月 17日 水曜日

愛知県北名古屋市のカーテンランドaichi斉藤です。

今日はウィリアム・モリスのThe Brookのジャカード生地をプレーンシェードにした施工実例をご紹介いたします。

The Brook

↑モリスのアーカイブデザインからアリソン・ジーが生み出したデザインの『The Brook』。生地幅めいっぱいの大胆なデザインが特長です。

このようなデザイン生地でシェードを作るときに悩むのが柄位置です。

両端で幅継ぎをした場合

↑生地の1巾デザインを中央に活かして、両端で足りない分を継ぐのか・・・

↓中央で巾継ぎをして両端を落とすのか・・・

中央で幅継ぎをした場合

加えて今回考慮をしなければならないのが、横並びの2窓にサイズ差が生じること。向かって左側の1台は窓の額縁分(約75mm)小さくなるんです。

1巾中央で両端に巾継ぎの場合、小さくしなければならない方で継ぐ生地の量が少なくなるため、サイズ差が目立ちやすくなる可能性があります。そのため今回は中央で巾継ぎをした製作方法としました。

↓仕上がりはこんな感じ。

ウィリアムモリス THE BROOKのプレーンシェード

シカさんが窓ガラス部分にもあたる感じになってなかなか素敵でしょ?サイズだけを合わせるオーダーカーテンから少しこだわると仕上がりに大きな違いが出ると思います。ぜひ皆様の素敵なインテリアのお手伝いをカーテンランドaichiにお任せください。

それではまた。

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PURE MORRISのPure Arbutus Embroideryをプレーンシェードにしてレールへ取り付けした事例。

2023年 12月 23日 土曜日

愛知県北名古屋市のカーテンランドaichi斉藤です。

昨今の海外新作生地の特徴と言えば刺繍のファブリックです。様々なボリュームやテクニックがあったり、色鮮やかなものも出てきています。そんな刺繍生地に魅了されたお客様がセレクトされたのは一目惚れの刺繍ファブリック 『Pure Arbutus Embroidery(ピュア アービュータス エンブロイダリー)』でした。

カーテンレールにシェードを取り付けした後

今回は、戸建の賃貸物件のためカーテンレールへ取り付けをしています。

↓取り付け前

カーテンレールにシェードを取り付けする前

↓そして初めにも見ていただいた取り付け後

カーテンレールにシェードを取り付けした後

当店では基本的にカーテンレールへブラインド類を取り付けすることはおすすめしていません。それはカーテンレールの耐荷重がブラインド類の下へ引っ張る操作の力まで考慮がされていないためです。カーテン専門店が『カーテンレールに洗濯物を掛けないで~』と言うのと近い考えです。なので、専門店としてレールへの取り付けをする場合は、なるべくレールへの負担や支障が出にくくできるように考えます。

今回のポイントはこの3点です。

  • シェードのブラケットを通常より1個多くした。(今回のサイズは通常2個)
  • シェードのブラケット位置とカーテンレールのブラケット位置を合わせた。
  • ブラケットとシェード操作側が離れすぎないような仕上がり幅で製作した。

当然ですが、窓を覆う必要もありますし、見た目のバランスもあります。通常の付け方よりも採寸時に確認をする点は多くなります。

話が長くなりましたが、それにしてもモリスの刺繍生地はやっぱり素敵♪絵になります。

それではまた~

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