愛知県北名古屋市のカーテンランドaichi斉藤です。
今日ご紹介するのはお部屋の間仕切りの代表格「アコーディオンカーテン」の施工実例です。アコーディオンカーテンは両開きで、設置する箇所にはカーテンBOXが設けられています。

↓こんな感じで取り付け

反対側も・・・

↓こんな感じ♪

この時点で『あれっ!?』って思われた方はなかなかの玄人かもしれません。
↓そうなんです。この二つが突き合わさる部分はこんな感じになっています。

約135度折れ曲がっているんです。
当初は直線レール同士を突き合わせるように取り付けし、どうしてもできてしまう隙間の処置はお客様で何とかされるというお話だったのですが、それはなかなか難しいだろうと様々な対処方法を模索してカーブ加工で突き合わせをすることにしました。
↓それがこんな感じ。

ただしこの取り付け方法には条件があります。
それは、『カーテンBOXが折れ曲がっている部分をアコーディオンカーテンを折りたたんだ状態で通さないこと』です。

カーテンBOX幅が約150mmのため、アコーディオンカーテンを折りたたんだ状態で↓ココを通そうとすると出っ張っている角にスクリーンが当たってしまうのです。

この条件をあらかじめご説明、ご了解をいただき施工をさせていただきました。
カーテンBOXへの施工で特殊な点もあり、採寸も含め大変なことも多くありましたが、アコーディオンカーテンの納まりをあらためて再認識できる良い機会をいただけたように思います。

お客様には仕上がりにも大変ご満足をいただきました。ありがとうございました。
最後に、こちらの施工実例にたどりついて『アコーディオンカーテンのカーテンBOX付けも良いな♪』と思われた方に注意点をお知らせします。
『アコーディオンカーテンのカーテンBOX付けはメーカーでは想定されていません』
これはどういうことかと言うと、アコーディオンカーテンは上端まで同じ見た目になっています。レール露出の場合でもアコーディオンの生地は天井面から約10mmの隙間があるだけなので、ギリギリまで覆うことができています。又、アコーディオンを開けているときのレールの露出が気になる方のためにレール埋込み仕様もありますので建築時にレールサイズ分の掘り込みをつくっていただくだけでとてもすっきりとした見た目を実現できます。
なので、見た目もしっかりと覆うという機能面も、“カーテンBOXを使う必要”が基本的には無いのです。
ただ、今回のように直線でない場合は変わってきます。
埋込み仕様のレールではカーブは半径450mmRと大きくなってしまいます。I型レールではカーブを小さくできますがアコーディオンを開けているときはレールが見えてしまいます。その時にはカーテンBOXがあると隠せるためメリットがあります。
ではカーテンBOX付けをメーカーも推奨すればいいのでは?と思われるかもしれませんが、それがなかなか難しいのです。
カーテンBOXに床までのサイズのアコーディンカーテンを取り付けすると考えた場合、製品高さは天井高さを超えることになります。カーテンやバーチカルブラインドのように生地で柔らかいものは取り付けに問題がありませんが、アコーディオンカーテンはとても大きな固いスクリーンを取り付けることになります。そのためカーテンBOXではアコーディオンを斜めにBOXへ差し入れることになるのですが、BOXの前後幅が150mmなど、カーテンやバーチカルブラインドを想定されたサイズで上下の高さが深いBOXにされると中へ入れることができないなんてことも発生します。
今回は一段下がった部分があるため150mm幅のBOXでも取り付けができていますが、床面がフラットな場合は、前後幅と高さの確認と製品の高さとのバランスがとても重要です。
又、施工難易度も格段に上がります。レールを先に取り付けしてカーテンBOX内でアコーディオンを入れていくことは、手元が全く見えない状況となるためできません。レールとアコーディオンはセットした状態でカーテンBOX内に入れることになりますので、必要となる養生と人員確保もポイントです。
ご新築で検討をされる方はぜひご注意くださいませ。
それではまた
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