リバティ

実は③番が一番難しかった英国リバティプリント裏地付カーテン

2015年 7月 6日 月曜日

愛知県北名古屋市のカーテンランドです。

今日は愛知県名古屋市西区のマンションのお客様。

寝室のカーテン掛け替えをお手伝いさせていただきました。
ご来店頂いたお日にちが当店が昨年取扱いをスタートした 英国LIBERTY社 の新作ブックが入荷したばかりというタイミングでリバティをご覧いただいたところ奥様に一目惚れ。ご採用となりました。
デジタルプリントのこの作品はベースとなるブルーグリーン系のグラデーションが深く落ち着いた印象を見せ、エンジやパープルが色鮮やかに映える美しい色彩が特長です。色の対比が共鳴しているかのように、お互いを引き立てあう美しい色使いはリバティならでは。

寝室閉

実はこの2窓、窓の高さ・サイズも違えば、床からカーテンレールの位置関係も違うんです。こういう時は窓にカーテンを掛けた時に柄の見え方、位置をそろえるように考えてお仕立てをします。
↑どうです?統一感ありますでしょ?
このような場合、通常より柄合わせに際し、使用する生地の量が増えて金額アップとなる場合がございます。

 

今回のお客様のご要望は
①閉めた時に床からカーテンの空き(隙間)が揃うようにしたい。
②窓とカーテンのサイズ感が違和感がなるべく無いようにしたい。
③予算が高くならない範囲で上記2点をクリアしたい。
※良い生地なのでお値段もお高め、実は③番が一番難しい、たいへんでした(笑)

寝室開

↑左の窓は厚地を窓枠下約300mm、右の窓は約150mmの長さでお仕立てしています。

 

↓鳥の羽のようにも見える花弁が特徴の花柄がプリントされたこのレースは、ベースの色が壁紙とも近く窓からの長さの違いは違和感ゼロ。

丈長め

 

今回は裏地付でお仕立てしています。
表地に色がひびく心配のない生地なので裏地にも色をプラス。グリーンのコットン100%裏地です。
常に見えるわけではない裏方ともいえる“裏地”ですが、表地のイメージによっては少しだけこだわりをプラスしてあげると素敵です。

裏地付

裏地にもポリエステル裏地、綿裏地、遮光裏地(ポリエステル)などさまざまありますが、今回は表地の保護が主な目的であること、表地が天然素材を使っているということで綿裏地をセレクト。
また、裏地が日を適度に通すことで、生地がぼわ~っと明るくなる時のデザインの変化、色の表情の変化を楽しむこともできます。
厚地は夜見るものですが、キレイな織物やプリントファブリックは、実は朝日を浴びる朝にも見せ場はあるんです。

 

それではまた。


斉藤アップ500×500グレイ【担当Stylist:斉藤】

モリス・リバティ・和風モダ~ン

2015年 5月 20日 水曜日

愛知県北名古屋市のカーテンランドです。

今日は愛知県春日井市のお客様のカーテン施工事例をご紹介します。
奥様が一目惚れされたのはウィリアムモリスのデザイン『いちご泥棒』でした。
カーテンランドでもやはり目にとまるのはモリスのデザイン。昨年、いちご泥棒はジャガード生地ができ、プリントと織物の両方からお選びいただけるようになりました。

今回ダイニングの窓にご採用いただいたのはジャガード(織物)の『いちご泥棒』。織物ならでは重厚感、高密度の織りが作りだすプリントにも引けをとらない柄表現があります。

↓写真だとプリント生地かと感じてしまうくらいの巧みな織り。すんごいでしょ?

ウィリアム・モリスいちご泥棒ジャガード

掃出窓はいちご泥棒にも使われているブラウンゴールド色を拾って無地でコーディネート。無地と言ってもただの無地ではないんです。太さの異なる糸を複雑に絡ませたとっても味わい深い表情を魅せてくれる作品。遮光生地なので生地のボリューム感もあり、小窓のいちご泥棒とバランスも取れ、高級感も抜群です。

合せるレースも『いちご泥棒』をセレクト。
少しだけ “カーテンランド流” になっています。

一間サイズの掃出窓と一間半サイズの掃出窓が並ぶ関係。一間サイズは両開き、一間半サイズは3枚割りにさせていただき1枚当たりの仕上がり幅を全て同じサイズで作製しました。2窓合わせて合計5枚のレースの内、いちご泥棒を2枚、無地を3枚にして無地・いちご泥棒 ちょっと壁を挟んで 無地・いちご泥棒・無地となるようにしています。

↓近くで見るとこんな感じ。
レースのいちご泥棒も素敵なんです。良いものは本当に良い!

広縁の窓はLDと変化をつけたコーディネート。レースは帯の様な太めのラインが波打つモダンデザインをセレクト。一見、洋風なデザインながら、和モダンな印象にピッタリのデザインレースです。

厚地は更紗柄の織物遮光カーテンをセレクト。
こちらもカラーをブラウンゴールドでLDと同系色にすることで、並びで通して見ても違和感ゼロです。

最後にご紹介は玄関ホール。窓配置上、お家に入られた時よりもリビングから玄関へと向かわれる時に目にとまりやすいこちらの窓。印象的にもなりやすい窓なので、アートを飾る感覚で英国 リバティ社のプリント生地をプレーンシェードでご採用いただきました。伊勢型紙などの日本の伝統工芸にも深く影響を受けたリバティが描く “和柄” のプリントファブリックです。これがまたお洒落なんです。

最後までお家にこられたお客様を楽しませてくれるカーテンコーディネートをされるご夫婦のセンスにもう脱帽。

それではまた。

↓モリスカーテンの施工事例はこちらから