窓にロールスクリーン、間仕切りにカーテン

2018年 11月 11日 日曜日

愛知県北名古屋市のカーテンランドです。

今日は愛知県北名古屋市のご新築。
小窓にロールスクリーン、ウォークインクローゼットとの間仕切りにカーテンを納めさせていただいた施工例です。

2窓を1台のロールスクリーンで覆う

スクエアの窓が2つ並ぶ窓ということもありロールスクリーンでスッキリさっぱりとちょい温かみのある壁色に馴染むカラーをセレクトされています。

1台のロールスクリーンで2窓を覆う

間仕切りにご採用いただいたのはナチュラルアイボリーカラーのリネン100%カーテンです。間仕切りにも素材感を重視したセレクトをされています。
以前は、間仕切りと言えばロールスクリーンのご要望が多かったのですが、最近ではカーテンをご希望なさるお客様も多くなってきました。

リネンカーテンで間仕切り

間仕切りでのロールスクリーンのメリットは閉めない時の納まりがスッキリしてジャマに感じにくいことかなと思います。
デメリットは小さなお子様がいらっしゃるご家庭では極端に寿命が短いです。
なぜなら、小さなお子様がロールスクリーンをクルクルッと丁寧に開けて出入りはしませんからね。必ず横からくぐります(笑)
その点、カーテンはお子様がどんな使い方をされてもよほど開閉ができなくなるようなことにはならないです。ただし閉めない時は横に束になるので少しスペースをとります。

なのでカーテンランドとしては
ごくたま~に閉めるだけ、一週間に一回もしくは、ひと月に一回から二回程度の場合はロールスクリーンも間仕切りにおすすめ。
冷暖房効率を考えての間仕切りの場合は、使う季節のときはほとんどの時間閉めていても良いくらいかと思いますのでロールスクリーンよりもカーテンをおすすめしています。
必要としない季節はカーテンをはずせばレールだけになりますからね。

それではまた。

過去の施工事例

プライベートサロン 9’s〈ナインズ〉様のホワイトリネンカーテン

2018年 11月 9日 金曜日

愛知県北名古屋市のカーテンランドです。

今日はプライベートサロン 9’s〈ナインズ〉さんのお手伝いをご紹介致します。
大きなスクエア型の窓を、あえて床までのサイズにしたリネンカーテンでコーディネート。
ただ床までのカーテンの丈になっているだけではありません。
中厚手のホワイトリネンを2枚重ねたスタイルカーテンで、視線を遮りながらスタイリングを楽しめるようになっています。

2枚重ねのリネンカーテン

後ろを束ねてシルエットを楽しんだり、9’s〈ナインズ〉さんのように手前を束ねたり、様々なスタイリングが可能。
又、重なる部分を多くしたり変化させることで、程良く光を取り込みながら視線を遮ることもできます。

 

前後のレールにそれぞれ2枚のカーテンを掛けているように見えるかもしれませんが
実は、同じホワイトリネンを上部で一体縫製したスタイルカーテンになっています。
一体縫製にすることで横から見ても美しい仕上がりになります。

アイアンレールとリネンカーテン

上部は2倍ヒダの3ツ山でボリュームをたっぷりと。お昼間も全開にすることが少ないので、このボリューム感がカーテンの陰影を美しく演出してくれます。たっぷりのヒダは9’s〈ナインズ〉さんのこだわりポイント。さすがです。

 

ゆるく、ふんわり束ねられたリネンの飾りタッセルが素敵なアクセントになっています。この束ね方がこれまたオシャレなんです。実は9’s〈ナインズ〉さん発案。素敵でしょ?

ホワイトのリネンカーテン2枚重ね

素敵なカーテンコーディネートのお手伝いをさせていただきありがとうございました。

9’s〈ナインズ〉様
愛知県北名古屋市熊之庄山の前
-インスタグラム-
@phyton_therapeia

 

見えないところに

2018年 11月 1日 木曜日

少し前に、僕が大好きな建築家の方の講演を拝聴し、感銘を受けたことがありました。

茶室のお庭の話。庭には石を使うのだけれど、その石が地表に見えている部分だけの大きな石と1m以上深く掘り、すごく大きい石の表面をちょこっとだけしか出していない石。この二つ、おもてに見えているのは同じだとしても

『建築家はその違いをわからなければいけない。』

表面が同じでもその厚み、その意味を、建築をやっている人はわからなければならない。

そんなお話。

きっと僕はその違いに気づくことはできないだろうけど、様々な業種でおなじようなことがいえるのかなと思いました。

カーテンであれば、同じ生地同じサイズの二つのカーテン。

既製品として作られたカーテンと

そのお家、カーテンレールに合わせて仕立てたオーダーカーテン。

言いかえると、

この価格で販売すると決められて仕上げられるカーテンと

このように仕立てたいと考え、仕上げられるカーテン。

たとえ、全ての工程に同じ人が携わったとしても、仕事に向き合う姿勢が異なるこの二つのカーテンには、きっと違いがでるのでは、そう思います。

当然この違いは、カーテン屋の僕はわからなければならないことなのですが、この違いは、お庭の石よりもずっと分かり易いし、感じられやすいものだと思います。

↓こちらは遮光裏地付きでお仕立てしたカーテン。

遮光裏地付き輸入カーテン

実は一般的な、生地を縦使いする遮光裏地とは違う、生地幅の広い、生地を横使いするタイプの遮光裏地を採用しました。

カーテンに仕立てると裏側だし、見た目もそんなに違いがあるわけでもない。それじゃあ表側のカーテンが同じならなんでも同じでカーテン屋の自己満足なんじゃ・・・

というわけでもないんです。

生地を横使いできることで生まれるしなやかさが表のカーテンの美しさをしっかりとサポートしてくれます。

見えないところにこだわることで生まれる違いがカーテンにもあるんです。